おもに小説を載せると思います

†COOL MEN`S†

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エデンの紋章 二話「王子サイラスの誕生」
イグニール王国―

王様のお帰りだ
開門!!

イグニール王! よくぞご無事で帰られました!

王様 お帰りなさいませ…

ふっ!

あ…王様!お待ちください!

ローザか… なんだ?わたしは疲れておる

は…はい しかし うれしい知らせが

今朝 お告げがくだったのです!
じきに生まれる
王子に天より聖なる名があたえられたのです!

王子!

は…はい!
わたしたちは王子をさずかったのです

何!
そして…天より下された その名とは?

王様!
戦の後でお疲れではありましょうが ぜひともご自身の目で神のお告げをおたしかめいただきとう存じます

う…うむ…そうしよう

では神殿のほうへ

神殿―

水鏡をこれへ!
ごらんください王様…

サ…サイラスだと?

すてきな名前ですわ
そう思われませんこと?

まやかしだ!
こんなくだらない占いを 私に信じろというのか!?

まやかし?
なにをおっしゃる!
これこそが神のご意志!
王子さまを邪悪から守る聖なる名ですぞ!

ええいっ!
だまれ!
なにが神の意志だ!
わが子にはこのわしがみずからよりふさわしい名前を授けてくれるわ

……

…王は…
おそらく激しい戦を終えたばかりで 気がたかぶっておられるのであろう
とにかく…明日になって落ちついたところで私が王をいさめてみよう

城の地下―

ふふふ…
変わり身の魔物デルスよ
どうやらうまくイグニール王に化けおおせたようだな

ははっ 竜王さま!
このとおり誰にも気ずかれず城に入りこみましてございます

うむ密林の神殿で瞬時にして変わり身の術を使った手なみ…この邪神像のまなこを通じてみておったが 
なかなか見事だったぞ

ありがたきお言葉!
本物のイグニール王は異次元の牢獄に放りこんでおきました!
あとは竜王さまがお好きなように始末なされば…

それより次は王子だ!
王子は呪われた邪悪な名を与え
エデンの力と魔の心をあわせもった無敵の支配者魔人王にそだてあげなければならぬ…
そしてその魔人王を思うがままにあやつり
この世界を魔物の王国に作り変えるのが闇の皇帝!!
″異魔人゛さまの真のもくろみなのだ!

はっ!
心えております
で…
王子にあたえるべき邪悪な名前とは?

″ジャキ゛と名ずけよ!
よいか!
″ジャキ゛という名前には異魔人さまの闇の力が強くこめられておる
ひとたび″ジャキ゛と名ずけられたものは
その魔性によってたちまち心が呪われた異魔人さまの奴隷となるのだ!
おまえはぬかりなく命名の儀式を準備するのだぞ…

ははっ!
しかとそのように

イグール王国―

今なんとおっしゃいました!

生まれてくる
わしの息子をジャキと名ずけることにした

……ええっ!?
でも王子の名はもうサイラスと…

うるさい!
王子の名はジャキだ!
命名の儀式も神官タルキンにかわって
このわしがじきじきにとりおこなう!
おまえはよけいなことを考えずにりっぱな王子を産めばよいのだ!

ローザの部屋―

おきさきさま!
ボルゴイでございます

まちかねておりました!
それで軍団長! 今朝の王様のご様子は?

しかしわたしはもはや軍団長ではございません
つい先ほど大神官タルキンともども城外追放を命じられました!

なんですって!
…なぜ…そんな

実は…
…きのう…蛮族の神殿よりあやしげな邪神像を城へ持ち帰りました…
それからです 様子がおかしくなったのは…
あの邪神像にはきっとなにかいまわしい秘密が隠されているに違いありません…
それが王の突然の乱心の原因ではないか…と
ともかくわたしはいったん城を出て町のどこかに身をひそめます
いざという時には必ずまいもどりますゆえ

ああ!
わたしはどうしたら…

お気持ちを強く!ローザさま!
たしかにわたしたちは城外追放を命じられましたが王は娘のことにはふれられなかった…
ですからルナフレアを城に残しておきます
もしものときはきっと助けになりましょう!

きさま!
いつまで城内をうろついていおるのだ!
ええい!ものどもひったてい!

くそっ!はなせ!
わたいはおきさきさまにおわかれをのべにまいっただけだ 自分の足で帰るは!

10日後 新月の夜―

オギャァァ オギャァァ

お生まれになりました!
お子が…王子さまが!

…影の化身デルスよ!
いそげ!すぐにも王子をつれてきて命名の儀式にとりかかるのだ!

は!

城外―

おとうさま!

ルナフレアどうだ?もうお生まれになったか?

はいっ!ついいましがたうぶ声がはっきりと聞こえました

よし!
城へはいるまえにこれをお前に渡しておく

これは?

もしもの時
聖なる光を発して
魔物を退散させるという光の指輪だ
タルキンよりあずかってきたのだが戦士のわしが指にはめても役に立ちまい
しかし女のおまえなら指輪の力を引きだせるかも…

…やってみます!
それでタルキンはいまどこに?

街はずれに獣車を用意してくれているはず
いざという時はそれで王子とおきさきを救いだすのだ!いいな?

はい!

では急ごう!

城内―

なんです!
あなたがたは!?
王子さまがお生まれになったばかりだというのに!

その王子をすぐにも祭壇の間へつれてくるよう王がご命令になったのだ!
そこをどけいっ!

いけません!出ていって

よこせ!

ああっ
おきさきさまになんということを…

待ちなさい!王子をかえして!

祭壇の間―

よしよし…
では命名の儀式にとりかかるとするか

王さま!
まさか!?
その子に呪われた名をあたえるつもりでは…

おまえが口をはさむことではない!
この王子はもはやわれなのもの…
全世界を支配する魔人王にふさわしい名前を授けるのだ!!

そんな…そんなことはゆるしませんっ!

ええいっ じゃまださからえば王妃とて容赦はせぬぞ!
命が惜しくばおとなしく部屋へ戻っておれ!

キャアアア

なんてことを!

こっちにくるんだ!

ローザさま!

ボルゴイ…ルナ!サイラスを…わたしのサイラスを助けて!

だまれっ!その名を呼んではならぬ!

いいえだまりません!
その名はサイラスです!
サイラス!サイラス!サイラス!

ぐぬぬ…
だまらぬとあらば…
お前もイグール王とおなじく
異次元えへ吹き飛ばしてくれる!
バシルーラ!

!!
ローザさまが…消えた!
やはり…きさまは王に化けた魔物だったのかーっ!
うおおおおお

ザシュ!

思いしったか魔物めっ!

おおっ
なんという…
へ…兵士たちもまさか!

バシュ!

おとうさま!

ル!ルナフレア指輪だ!
光の指輪をつかえっ!

魔物めっ!聖なる光をうけてみよ!

ふはははは!
そんなオモチャがこのデルスさまに通じるとでも思っておるのかっ!
お前もまっぷたつに引き裂いてくれる!
何!

こっこれは!?
あの子の体から力が伝わってくる!

いまだ!
はあああっ!

ドビュ!

いまだはやく王子を…

「さっき指輪から伝ったこの子の力… さすがに勇者の血を引くだけあるわ こんなあかん坊の頃から聖なる力を…」

おとうさましっかり!
王子は無事よ!立って…

…わしはもうだめだ…
かまわず王子をつれてタルキンのところへ…

うぐぐぐっ!
も…ものども…逃がすな!

急げ!ルナフレア
こやつらはわしがくいとめる さあいけ!
うおおおおお
でりゃ
今だルナフレア!かけぬけろオオ!

まぬけめっ!

「おまえのような 能なしをさしむけたのが間違いだった…
しかし このイグニールで失敗してもグレイ王国が残っておる」
「グレイの王子だけは何があろうと魔人王にしたてあげてみせる」
「それにしても… さすがにエデンの血を引くイグニーヌの王子だ… サイラスと名ずけられたとたんたちまち力を発揮しおった…とにかく!できるだけ早く始末せねば面倒なことになるかも知れぬ」

く…ルナフレア…王子を…サイラスさまをたのんだぞ…

ワアアアアアア

そっちに逃げたぞ!まわりこめ!

街外れ―

ルナフレア!サイラス王子は!?

はいっ!ここに

おおっ でかした!
ボルゴイどのは…?

父は…父はきません…

そうか…

いたぞ!あっちだ!
逃がすな!追え!

ちっ

砂漠―

タルキン…

わしゃもう歩けん…しばらく休んでいく
この子と先を急ぎなされ…

必ず向かえにきます

ハッ ハッ

本当に不思議な子 あたしがこんなにまいってるのに…顔色ひとつ変えずに…
ハッ誰か来る追っ手!?
だめ!もう逃げられない!

「神様…!あたしはどうなってもかまわない!だからこの子だけは…この子だけはお守りください!!」
父と…そして…タルキンのためにも…

オーイ
やれやれ驚いたお嬢さんだぜ
こんなところまできてるとは…

…あなた方は…?

俺はこのイシスの砂漠をしきっている砂漠乗りのギランという者だ…
こいつは俺の息子のキラ
しっかしムチャするよなあ
女の足でこの砂海を渡ろうとあ 普通じゃあねぇよ!
まあ似たようなヤツが似たところにいるもんでな…
ついさっきも へんなじーさんが砂海のどまんなかにへたりこんでいやがった…

うほほーい
ルナフレア!わしじゃわしじゃ

タルキン!


「イシス砂海の船乗りギランとその息子キラによって一命をとりとめたタルキン、ルナフレア、サイラスの三人…」
「一向はバハラタにある仙人の隠れ里に向かうことにねる…」

そしてさらに10年―

伝説が始まる




















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| 未分類 | 01:26 | トラックバック:0 | コメント:1
エデンの紋章 一話『蛮族との戦い』
イグニール王国―

ボルゴイ軍団長!用意はいいか?

はっ いつでも出発できます

よし!ネクロゴンド密林に向けて進撃だ!

イグニール王!
おきさきのローザ様が城のみはり台に

やはり王は城にとどまられたほうがよろしいのでは?
ご出産をひかえ
ローザ様もなにかと心細い思いをなさっておられましょう

そうはいかぬ!
邪心を信ずる蛮族どもに領地を荒らされながら王たるものが城でのんびりしていられるか
戦いでつねに先頭に立つことこそ 勇者エデンの血をひきし わが王家代々のつとめ
さあ!急ごう

ローザ様 申し上げます!

タルキンどうしました?

つい今しがた神のお告げが!
まもなく誕生される子供の名が水鏡にはっきりと示されましております
神が与えた名はサイラス!
″エデンのしるし゛を受け継ぐその日まで この聖なる名が王子様を邪悪なるものより守ってくれましょう!

王子…では!

はい! おめでとうございます
お告げによれば 生まれてくる子はたしかに王子様であると

…サイラス……王子!

「王様どうかご無事でわたしたちのサイラスのために」


ネクロゴンド密林―

でたな…シャーマン族
ものどもひるむな! つっこめー!

軍団長!

この先に蛮族どもがたてこもる神殿らしき建物をみつけました

なに!? 神殿だと?

よし一気に攻めおとそう!

おまかせあれ!
一番乗りは軍団長たるこのボルゴイが

むっ!
わしと競ってみるか?

もちろんでございます

みえたぞあそこだ!
いやがるいやがるシャーマン族がうじゃうじゃと!

どりゃあぁあ
おりゃああぁ

はあ はあ はあ
ここは…

な!なんだこれは!?
…くっ!これがやつらの信じる邪神の姿か…

なんとおぞましい…
すぐに火をかけ神殿ごと焼き払ってしまいましょう

その前にこうしてくれるわ!
うわっ!

どうなさいましたか!?

…い…いや…なんでもない…それより…
この神像 うちこわすまでもない…戦利品として城へもちかえろう…

なんですと そのような呪われたものを!

ええいっ!うるさい引き上げだ!早く兵をまとめろ!

ははっ




| 未分類 | 19:44 | トラックバック:0 | コメント:0
エデンの紋章 プロローグ
魔王ハ・デスが倒れ
大魔王ゲオルディアスの恐怖が消え
この世にもようやく
やすらかな日々がよみがえった……

そこへ
精霊ジャンヌの導きにより
エデンの血をひく兄弟が
ネクロバレーより
帰ってきた

二人の名は
グレイとイグニーヌ
彼らは 父より受け継いだ
″エデンのしるし゛を
ふたつにわかち
それぞれの土地で
王家をおこした
北の王国グレイ
南の王国イグニーヌ
これらふたつの
王国は ともに
豊かに 平和に栄え
この土地に希望と
よろこびをひろめた

そして100年がすぎた―


| 未分類 | 16:46 | トラックバック:0 | コメント:0
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